高性能DOSマシンの導入

1995年 7月頃

ある日、顧問のトラジが、「お前らパソコン好きやろが。だったらもっといい本体をみんなで買うぞ」と言い出しました。
のっぽは、部員から金を徴収するのかと思っていたのですが、アルバイトをやれとのことでした。
そのアルバイトとは、「電気工事技術者試験」の試験会場のスタッフのアルバイトでした。
国家試験のスタッフのバイトなので学校公認であり、試験会場ものっぽが通ってる高校であります。何とも都合の良いバイトだこと。(笑

バイトの内容は、試験前日の会場セッティングや試験当日の試験管の手伝い、後片付けなど、要は雑用係です。
2日間、スタッフとして手伝いをやり、一日7000円ほどもらえたので、内容の割にはいいバイトでした。
普段はあまり顔を見せないような幽霊部員までも引っ張り出して、全員でバイトやってました。
おかげで、新しいPCを買うくらいのまとまった資金が出来たので一安心です。

そして、部室に新しいパソコンを導入することになったのですが、肝心の機種がまだ決まっていません。
「どうせなら高性能が良いよな〜。だとしたら、CPUはPentiumで決まりだな」などと部員やわんわんを交えて相談してました。
いろいろとカタログを取り寄せ、予算と性能で決めたのが、PC-9821Xa7/C4というPC。
世の中Windows3.1が流行ってるようですが、うちらは基本的にDOSベースで動かしているためにWin3.1は不要でした。

何はともあれ、パソコンショップでXa7を購入し、部室へど〜んと設置することになりました。
しかし、ディスプレイまでの予算は無かったため、PC-KD853というVMに付いていたディスプレイを流用することに・・・。
※ ディスプレイは次の年の試験でバイトをやり、17インチCRTを買うことになりましたが。

設置を終えて早速電源を入れてみる。すると流行りのWindows3.1が立ち上がりました。しかし、動作が軽い!
やはりCPUがPentiumだからか、のっぽのCe2とは明らかに起動までの時間が違います。これは期待持てるPCですね〜。

そんな電気技術同好会のメインマシンのスペックは以下の通りです。

CPU Intel Pentiumプロセッサ(75MHz)
メモリ 標準7.6MB・最大128MB
FDD 3.5インチ 1基
HDD IDE接続 420MB
CD-ROM 4倍速 CD-ROM
ウィンドウ
アクセラレータ
Trident社製 TGUI9680XGi [VRAM:2MB]
サウンド PCM録音・再生機能
その他 98用Cバス(汎用拡張スロット)×3
PCIバス ×2

このXa7、当然ですがWindows3.1とMS-DOS6.2がインストールされていました。(Windows95はこの年の11月に発売)
が、基本的にDOSベースで動かしているのっぽ一同にはWindows3.1は無用の長物ですので、HDDを仕切りなおし、
高速なDOSマシンとして使われることになりました。Pentium-75でDOSを使うなんて贅沢すぎる。(笑
とはいっても、一応Windows3.1マシンなので、Windows専用の領域も確保はしてあります。実際、Win3.1も使ってました。

高速DOSマシンということは、当然ながらゲームマシンとしても使われます。ところが、このXa7にはFM音源が搭載されていません。
BGMが無いのは寂しいな〜ということで、のっぽやわんわんなど有志4名が5千円ずつ出し合い、PC-9801-86(通称86音源)を購入することに。
この86音源というのは、FM音源6和音・PSG音源3和音・ADPCM音源も搭載している非常に出来た音源なのです。音もいいしね。
MS-DOS上で動作するゲームのほぼ全てのBGMをこの音源で再生できるので、事実上の98標準音源となりました。
ちなみに、86音源にはWindows3.1用のドライバも標準で付いているので、Win3.1の音も鳴らす事ができます。

 その86音源の写真。

この音源には、ボリュームつきのヘッドフォン出力・ライン入出力・マイク入力・ジョイパッド端子(MIDI出力)を備えます。
背面一番左はDC入力端子ですが、この音源単体で電源不足になることはまずないので、不要といえば不要な端子です。

しかし、見ての通りボードには音源は乗っていますが、スピーカーが乗っていません。スピーカが無いと音は出ません。
そこで、のっぽが部室に転がっている適当な部品を見繕い、ステレオアンプを製作。スピーカーはのっぽが粗大ゴミで適当に拾ってきた
コンポに付いていたと思われる、ジャンクスピーカーを使いました。とりあえず音が出れば良いのさ。
ちなみに、部室と職員室は隣接しているので、BGMを大音量で流すと即座に大目玉が飛んで来る仕組みになっています。(笑

そんな86音源からはこんなサウンドが出力されます。某ゲームソフトの某キャラクタのBGMです。

FM6和音+PSG3和音 FM6和音のみ PSG3和音のみ
GK21A.mp3 GK21A.mp3 GK21A.mp3

98のFM音源を聴いた事が無い方にはあまりなじみが無いかもしれません。98で遊んだ方には懐かしいかもしれません。
今のリアルなソフトウェア音源やmp3をはじめとする圧縮音源とは全く違う、何とも機械的なシンセサイザーの音がします。
聴いてもらうとお分かりかと思いますが、ちゃんとステレオで出力されてます。これにはゲーム側の対応も必要ですが。

ちなみに、86音源が登場する前には、PC-9801-26K(通称26音源)というFM音源もありました。
26k音源ではFM3和音、SSG3和音 計6和音(モノラル)が出力できます。86音源より前の標準音源でもありました。

ちなみに、このマシンを購入した年の秋にはWindows95が発売になりましたが、ここへは導入されることはありませんでした。
と言うのも、まだWindows95は必要ないということと、DOSでの運用がメインであるため、Windowsは必要ありませんでした。

97年3月にのっぽたちは卒業したのですが、後輩のためにこのマシンは置いていけと言われたので、86音源だけ抜き取って
あとはそのまま部室へ残して去っていきました。その後のXa7の行方は不明です。実習マシンとなってれば良いのですが・・・。


その5 MIDI音源とパソコン通信

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