のっぽさんのPC履歴

のっぽが所属していた「電気技術同好会」とは、名前は良さそうですが中身は単なるパソコンで遊ぼう会です。(笑
実際に活動という名の遊びをやっていたのは、のっぽと同級生数名だけです。他は幽霊会員が数名・・・。ヲタにはついていけないか?

最初は授業で使うインターフェイスなどを作っていたのですが、前出のPC-286UXが入ると同時にパソコン同好会と化してしまいました。

そんなある日、いつものようにPC-286UXでドラゴンナイト4をやっていたら、部員のクラスメートが友達と一緒にやってきました。
高校に入ってパソコンを使おうと思うんだけど、パソコンとはいうものがどういうものなのか興味を持ったとの事。
その友人が、後々あちこちに出てくる建築科の「わんわん」です。高校を卒業してから10年以上経っても付き合いのある腐れ縁です。

のっぽ:「パソコンねぇ〜。俺も始めたばかりだからあまり分かんないよ。今はゲームばかりだけど(笑」
部室においてある数台のパソコンは誰が使ってもいいことと、自分好みにゲームを入れようが構わないとの趣旨を伝えておきました。
それからは、部員の同級生に代わり、わんわんがよく部室に出入りするようになっってしまいました。

わんわんは最初はゲームばかりやっていたのですが、環境の構築のやり方などを知りたいというので、のっぽの自己流を一通り教えておきました。
それからは自分で自分好みの環境を構築できるようになり、余程のパソコン好きとおもいました。いいことですが(笑

そんなある日、わんわんがノート型PCを部室にもって来ました。話を聞くと、部員のクラスメートの友人に貰ったらしい。
そのノートPCは、PC-9801NVという機種。のっぽもはじめて見るPCでした。

そのわんわんのメインマシンになるNVのスペックは以下の通りです。今思うとよく頑張ってたな〜。

 わんわんのメインマシン PC−9801NV
 
 ※ 本人所有画像ではありません。
    あくまでイメージです。
CPU NEC μPD70116H (V30HL) 16MHz
メモリ 640kB + 1.25MB(RAMディスク用)
FDD 3.5インチ 1基搭載
HDD なし! 
グラフィック能力 8.9インチCFLサイドライト付き青液晶(8階調)
640x400ドット
サウンド BEEP音源
その他 増設RAMカードスロット x 1(EMS対応)
外付け3.5インチFDD : IDOL 1D-35SE
外付けキーボード : PC-9801V (VMに付属)

このPCはわんわんが高校を卒業してから暫くゲームから何から全てをこなしていたPCでした。
最終的には電源すら入らなくなり、押入れにしまっていたとのこと。本人は使いたかったらしいんです、、残念。

CPUはPC-9801NなどCPUであるV30の改良型のV30HL(Highspeed & Lowpowerという意味らしい)を搭載しています。
その処理速度は80286 10MHzに匹敵するといわれていますが、のっぽの体感では286-10MHzのVXよりも遅かったですね。
ましてや、PC-286UXと比べると・・・。

メモリは標準で1.6MB 最大8.6MBまで増設できます。(増設RAMカードスロットに8MBまで増設可能)
このうち、仮想FDDとして使えるメモリが1MB あり、仮想FDDとして使用しない場合は1.6MBのRAMがあることになります。
この仮想FDDは、揮発性メモリをあたかも本体にFDDが内蔵されてるかのように扱えます。RAMディスクともいいます。
本体のメニューからFDDの内容を仮想FDDへ丸写しでき、仮想FDDからの起動も可能。メモリなので動作は高速です。

それに、NVを使う上で重要なのが、EMSメモリカードを使った「カードディスク」です。

 98ノート用の汎用拡張RAMカード RCD-8000
 本体を分解せずに手軽にメモリを拡張できるのはいいのですが、
 メモリアクセスにウェイトが入っているため、アクセス速度は遅め。
 まぁ、V30HLなんで元々遅いから良かったらしいですけどね。

 ※ わんわん所有の現物です。

カードディスクとは、MELWAREというメモリドライバを使って、メモリカードをディスクドライブようにことです。

詳細な設定方法は不明ですが、公式ページによると、以下のような条件があるようです。

バッテリーレジュームが出来るレジューム機である事。
本体搭載されているRAMドライブが使用可能と設定されている事。
本体搭載のRAMドライブよりMS-DOSが起動している事。 (RAMドライブのIPLにカードディスク起動の情報を書きこむ為)
プロテクト専用メモリでは設定できない。 (カウントアップ時にメモリ内が初期化される為)

HDDを内蔵しないNVにとっては、使い勝手を良くするために無くてはならないメモリディスクです。
しかし、揮発性メモリのために扱いを間違ったりバッテリーが無くなると内容が消えてしまう諸刃の剣。素人にはおすすめ(ry
なので、バックアップは必須となり、必要なデータは必ずFDDにコピーするよう、使い方に注意しなくてはなりません。
しかし、FDDしか無いPC-9801Nよりは遥かに使いやすかったノートPC。もう少し動作が速ければ・・・。

わんわんはこのカードディスクを使って、数々のゲームをクリアしたらしいです。
しかし、液晶が白黒(実質は白青)なのとサウンドが無かったので少々つまらなかったと漏らしていました。
草の根BBSでの活動でも、「私は、このゲームのエンディングを迎えたとき、音がありませんでした。(爆)」と愚痴を書いてました。(笑

そんなある日、実家の98資産を漁っていたら、パソコン通信をしていた頃のログファイルを発見。その中にNVの紹介が書いてありました。


もう、涙も出ないです。 買い替えたいけど金がない。トホホ・・・。(__;;;
 キーボードがナゼ付いてるのかは、聞かないで下さい。 ただ単に、ノートのキーボードが効かなくなっただけです。分解してしまって...
 さらに、外付けFDDが付いてる理由は、 内臓のFDDが壊れただけです。分解してしまって...(^^;
 
HDDは、SASIの5Mb。 これは、RAM CARDをEMSに3Mb、RAM DISKに残りの5Mb を割り当てたものです。(^^;
 さらに、画面の一部でドット落ちが起きています。(^^; もうしょぼすぎて、「ういんどうず」ってなに? MS−DOS Ver 6.2ってなに? の世界です。(T^T)

う〜ん、ノートパソコン本体で使えるのはマザーボードと液晶画面だけなのか・・・。なんだかなぁ・・・。


2007.01.01 正月から仕事・・・ orz

高校を卒業してから10年、久々にわんわん他高校時代の友人と会う機会があり、当時のパソコンの話をしていました。
そんな中、わんわんが「かなり前にPC-9801NS/Rを貰って使ってたんだが、電源が入らんようになってしまった。何とかならん?」
との相談を持ちかけてきました。ノートパソコンの電源が入らないとは、如何なものか・・・?

PC-9801NS/R (以下NS/R)と言えば、バッテリーパックを2つ搭載して6時間ほど動く486マシン。高校当時欲しかったマシンでした。
そんなわんわんが所有している(もらい物らしいですが)ノートPCのスペックは以下の通りです。

CPU Intel i486SX(J) 16MHz
メモリ 640kB+1024kB(本体に内蔵)+8192kB (NVに付いてたRCD-8000)

本体仕様:標準1.6MB、最大14.6MB(メモリ専用スロットに最大8MB)
※RAMドライブを1MB増設メモリとして使用した場合
FDD 3.5インチ 1基搭載 (3モード対応)
HDD 内蔵260MB (Logitec LHD-NS260)
グラフィック能力 8.9インチCFLサイドライト付き白黒液晶(8階調)
最大解像度:640x400ドット
サウンド BEEP音源
その他 セカンドバッテリー搭載 (メインバッテリーと共に完全に死亡・・・。)

とりあえず、現物を見せてからでないと判断できないので、日を改めて持って来るようお願いしました。
それまでに、ネットで同様の現象が無いか調べて見ました。すると、同じような現象があり、電源基盤周りが怪しいようです。
この時期の98ノートは、電源部のアルミ電解コンデンサが容量抜け、若しくは液漏れしてしまい、それが原因で電源が入らなくなるようです。

交換すべき電解コンデンサの容量ですが、16V 10μF と 35V 4.7μF です。基板上に実装されているのですぐに分かるようです。
耐電圧と容量が分かったので、いつもお世話になっている電子パーツ店の「トミタ電子」へ買いに行きました。
基盤表面に実装するタイプの電解コンデンサは無いとの事なので、通常の電解コンデンサを買いました。
耐圧が違いますが、35V 10μF と 50V 4.7μF 両方とも耐熱タイプ(105℃まで大丈夫らしい)を購入しました。占めて48円なり。

そして後日、以前に貸してあったジャンクPC PC-9821Xa13とともにNS/Rを持ってわんわんがやってきました。
また思い出話に花を咲かせつつ、ACアダプターを繋いで電源を入れてみました。しかし、ウンともスンともいいません。
確かに壊れてしまっているようです。そこで、早速分解開始です。

これが問題のNS/R。電源を入れても反応なし。
完全に逝ってしまっているようです。
本体底辺のネジを外して本体と液晶部に分解。

特に注意しなくてはならないのがプラの部分。
ここは嵌め殺しになっており、注意しないとプラのツメの部分を
折ってしまいます。

以前にわんわんが分解したらしく、プラの外枠(↓キーの辺り)
が折れてました。
さて、HDDケースやFDDを外しメイン基盤が出てきました。
問題の基盤は中央付近にある四角い基盤です。

※ これは修理後の写真です。
問題の基盤を拡大してみました。
画面やや下にある丸い電解コンデンサを交換します。

※ 基盤からコンデンサを外す時に注意しないと、プリント
パターンを剥がしてしまい、取り返しの付かないことになります。
これが電解コンデンサを交換した後の画像。
細いプリントパターンでしか繋がってないので、簡単に外れないよう
エポキシ樹脂で固定しました。

さて、いよいよ電源投入です。ドキドキ・・・
本体を元通りに組み立てて、いざACアダプターを接続!
すると、充電ランプが点灯しました!

充電ランプが点くと言う事は電源周りの回路が正常に動作
していることを示しています。これは期待持てそう・・・。
  充電ランプを確認後、恐る恐る電源を入れてみます。
すると・・・聞き覚えのある「ピポッ」音の後にメモリカウントが
始まり、無事に起動しました。

そして、MS-DOS Ver.6.2が立ち上がり、いつも使っていた
ファイル管理ソフト「WD Ver.1.13」が立ち上がり、修理完了!


これにはわんわんも「まさか修理できるとはな・・・ お前すごいよ」
と感心し、喜んでくれました。修理した甲斐があったよ。

不安はあったものの、無事に修理完了できて大変嬉しく思いました。のっぽの腕もまだまだ捨てたもんではないな・・・。


高性能DOSマシンの導入

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