のっぽさんのPC履歴

1994年も12月に入り、残すところあと1ヶ月となったある日、親戚宅へパソコンを注文することに。
購入を考えていた当時、PC-9821CanBeシリーズが発売されたばかりで、98Multiシリーズが型落ちしたところで値が落ちかけでした。
早速98Multi とCanBeのカタログをもらって、じっくりと悩むことにしました。

「う〜ん、CanBeは新製品だからスペックはいいけど値段がなぁ・・・。Pentium-60MHz(PC-9821Cf)で59万かよ!」
とアホな事を言いつつ、98Multiのカタログを見てると、手頃なスペックのPCを発見。
それはPC-9821Ce2/T2D (以下Ce2)のっぽのメインマシンとなるPCです。
CPUがi486に86音源、FDDも2基搭載。CRTにテレビも内蔵されてて値段も20万そこそこ。「これ、いいなぁ〜。」
本当はCs2が欲しかったんですが、スペック上CPUクロックくらいしか差はないし、何しろTV付きと言う事が決定打になりました。
何故って? テレビがディスプレイに内蔵されてれば、時間がかかる作業中はテレビを見て時間つぶしできるから。(プ

ということで、親戚と値段交渉の末、20万円で購入することに決定! ちなみに、定価は373,000もする事がこれを書いててわかりました。(笑

しかし、学校のマシンは圧倒的に5インチフロッピーマシンが多く、5インチドライブを使用してのメディアコンバートも必要かな〜。
相談すると、外付けFDD用インターフェイスボードがあるので、それを付ければいいとの事でした。そこで、5インチFDDとIFボードも一緒に注文することに。

のっぽお気に入りのCe2の主なスペックは以下の通りです。

CPU Intel i486SX 25MHz (メニューで16MHz,5MHzへ変更可能。)
メモリ 5.6MB搭載 最大で37.6MBまで増設可能。
DOSで使う分には十分ですが、Windows3.1を動かすには辛かった。
FDD 3.5インチ2HD×2 3モード対応。
DISKCOPYするのにどうしても必要でした。何故かって? 聞かないでネ(笑
HDD IDE接続 170MB内蔵。
数種類のソフトを入れたすぐにら容量不足になってしまう。これだけは残念。
CD-ROM IDE接続 2倍速CD-ROM。
DOSで使うことが殆どだった為、あまり使う機会がなかった。
グラフィック能力 640x400ドット、640x480ドットモード自動切り替え
4096色中16色 9821モードで256色。

某ゲームを9821モードで遊んだ事がありますが、16色と大差なし。
しかし、某物語実写版は9821専用であるために重宝した。
サウンド FM音源6和音 SSG音源3和音 PCM音源録音・再生機能
(PC-9801-86互換 通称86音源)

この音源はステレオで出るため、YU-NOなど86音源を使用した音楽は迫力あり。
やはりFM3和音モノラルよりはこちらの方が断然イイですね。
その他 CRTにテレビチューナーを内蔵。ボタン一つでTVとCRTを切り替え可能。
Microsoft Windows3.1を標準インストール。
5インチ外付けFDD付き。

今までは化石VMマシンしか使った事がなかったので、このマシンは非常に使いやすいマシンでした。
注文してから数日後、真新しいダンボールに入ったCe2が我が家にやってきました。「これを待ってたんだよ〜」
早速外付けのFDDインターフェイスを取り付け、電源を入れてみる。すると、なんとWindows3.1が起動するではありませんか!
そうだ、これは一応Windowsマシンだったんだ・・・。と改めて認識させられました。
Windows3.1は触った事が無かったのでいろいろと触ってみますが、何をしていいやらさっぱり分かりません。
この状態は、恐らく皆さんも一度は経験した事があると思います。本当に何をして良いのかさっぱりでした。

ということで、ハードディスクは環境を再構築する為にフォーマットすることに決定。Windows3.1はのっぽには不要でした。
最初は80MB×2というパーテーション構成にしていたのですが、何かと不自由なので最終的には一つにまとめることに。
なお、当時のOSはCe2に付属のMS-DOS 5.0A。環境は全て自分で組み上げなくてはいけないものだったので少々面倒です。

最初は学校のPCなどを参考に環境を考えていたのですが、さっぱり意味不明。なので書店でMS-DOSについて解説している本を買ってきて勉強することに。
この本によると、CONFIG.SYSというファイルでドライバーを組み込み、AUTOEXEC.BATというファイルで必要な環境変数設定やドライバなどを常駐させるようです。

あれこれと試行錯誤するうちに、何とかMS-DOSを起動できるようになりました。これで一安心です。
ちなみに、MS-DOSを起動すると、最初にこのような画面になります。ここからコマンド入力でソフトを起動していくことになります。
Windowsみたいにマウス一つで何もかも〜、と言うわけにはいかないのがMS-DOSでした。
しかし、シングルタスクOSなので動作は非常に軽快。これだけはWindowsでは真似できないでしょうね。
しかし、シングルタスクのOSなので同時にソフトを起動できず、並列作業などはできません。



参考までに、CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATにはこのような事が書いてあります。
当時の環境が無いので、エミュレーター上に簡単に作った環境を紹介します。当時はもっと長々と書いてたんですけどね・・・。





さて、快適なDOSマシンが出来たところで、いろいろと遊んでみようとソフトなどを入れたところ、ある事に気付きました。
お分かりかとおもいますが、内蔵HDDの容量が圧倒的に少ないので容量不足悩まされることに。DOSベースでも170MBという容量は少なかった・・・。
しかし、当時ののっぽの小遣いは\3,000/月。とてもじゃないけど増設できる余裕はありません。どうしよ・・・。

そうだ!バイトすりゃ良いんだ!!(笑
ということで、1年生の3学期が終わり、春休み中ずぅっと近所にあるプラスチック工場でアルバイトをやっていました。
10日ほどだったのですが、6万円ほどの収入を得る事が出来ましたが、お金を稼ぐ事が大変だと分かった最初の出来事でもありました。

早速その6万円を片手に、行きつけのPCショップ「OAシステムプラザ」へ向かい、HDDを物色することに。
とりあえず、FDが無いから50枚入りの安い奴を・・・お、これが良さそうだな〜。ノーブランドでMADE IN TAIWAN、まぁいいや。
それと、外付けHDDは・・・店員に「98で使うんだけど、何かお勧めの外付けHDDありますか?」と聞いてみました。
すると、「これが良いでしょうね。SCSI-2ボードと540MBのHDDとケーブルがセットになってます。」とのこと。
見てみると、MELCO(現Buffalo)のHDDとCバス用のSCSI-2ボードのセットでした。お値段は・・・\39,800(税別)
何だか高いなぁ〜と思いつつ、1GBのHDDを見るともっと高かった。1GBは絶対に無理だ〜!!。
数分間悩んだ挙句、店員お勧めのこのHDDセットを購入することに決定。高いけど背に腹は変えられん!
ちなみに、HDDの型番は「DNS-540」。中身はMAXTOR製のSCSI-HDDが入っていました。MAXTORって何だ?

※ 1994年当時は今のようなインターネットがあるはずも無く、情報源は雑誌しかなかったので、メーカー名ではピンとこなかったです。

何はともあれ、大容量のHDDが手に入ったので、早速環境を移動することにしました。
まずは、パーテーションをどうやって区切ろうか? クラッシュした時のことを考えるとシステムとデータは別の方がいいな。
散々悩んだ挙句、内蔵HDDのうち60MBほどをWindows3.1、残りをMS-DOS、SCSI-HDDの200MB程をアプリ&ゲーム、残りをデータ用に振り分けました。
今思うと何だか非効率のような気がしてならないんですが、当時はこれで満足していました。

 これが1996年の写真。

当時のPC環境を写している写真は、どこを探してもこれ一枚だけでした。ある意味貴重ですね。
PC本体の下にビデオデッキがありますが、これは単なる物置き台でしかありません.
PC本体の電源スイッチやイヤホンジャックとキーボードが干渉するからで特に意味はありません。
ちなみに、このビデオデッキはNEC製です。NECはその昔パソコンだけではなく、ビデオデッキも製造していた事がありました。もちろん粗大ゴミ。(爆
このビデオデッキは録画、再生品質が劣悪でテープが絡まると言う特徴があったので。何台も粗大ゴミに出ていましたが、どれも同じ現象でした。

本体のほかに、外付けHDDと5インチFDD、MIDI音源にスピーカー、それに14400bpsアナログモデムがあります。
右端にちらっと写っているのは、Canonのインクジェットプリンタ「BJC-400」。DOSでもWindowsでも使える代物です。。

余談ですが、このディスプレイに内蔵してあるTVチューナーは、非常に感度がよく作られていました。
部屋においてあるSONY製のテレビで映らないTVQも、このテレビではある程度映っていたたので、遠距離受信に重宝していました。
このテレビは結婚後、実家で使われていたのですが、2004年に突然電源が入らなくなってご臨終・・・。勿体ないな〜。

その3 パソコン好きな友人との出会い

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