出張ファイル22(番外編) 北九州中継局へ訪問

2010.11.22
今回はTVQをはじめ福岡の放送局の電波を送り出している北九州中継局へ行ってきました。

今回の旅行の目的は、管理人をはじめ子供たちが好きな「SLやまぐち号」の今年度最終運転日の乗車及び見学です。
次の日に下関市の海響館・北九州市の九州鉄道記念館へ行くと言うので、無理を言って予定を追加しました。


2日目の鉄道記念館を出発するときにすでに16時を回っており、皿倉山へ着く頃には17時半頃になるとナビに表示されてました。
11月も下旬になると17時を過ぎると暗くなりはじめます。しかも天気は曇り空。行くことをやめようかと思いました。
でも、折角北九州に来たんだし、次はいつ来れるか分からないし、アナログ放送が終了したら解体されるかもという話もあるし、
とダダをこね(笑、妻に無理を言って皿倉山に行くことにしました。あ、運転はもちろん管理人です。(普段は主に妻が運転ですが。)

皿倉山へつながる道路から撮影。下から見ると電気が点いてました。 皿倉山ビジターセンター付近から頂上を撮影。
写真ではそこそこ明るいですが、18時近くで周りは真っ暗です

ナビが示した道路は、最初は2車線の急坂を上り、ヘアピンカーブが連続する山道を登らなくてはならない道路でした。
※ この道路は金・土・日の夜間は通行止めになるようですね。月曜に登って正解でした。
イヤになる程のヘアピンカーブの連続の急坂を登りきったら、頂上付近の駐車場に着きました。
頂上にはここから更に歩いて10分ほどかかるようです。妻と子供たちはクルマで待っててもらいました。

歩いて10分ほどか・・・。と思いながら登りはじめましたが、階段と坂道の複合路でこれが結構キツイんです。
情けない話ですが、運動不足な管理人はあっという間に息が上がってしまいました。(笑

何とか登山道を登ると目の前に大きな建物とアンテナタワーが見えてきました。建物には「RKB TVQ」とあります。
以前から一度見てみたかった北九州の中継局の送信タワーが目の前にあります。疲れは一気に吹き飛びました。

RKBとTVQの送信所真下から撮影。
左がRKBとTVQのタワーで、右が民放デジタルとアナログKBCのタワー。
夜間の撮影は初めてなので思いっきりピンボケ・・・。
もちろん周りは真っ暗で、風が強かったです。

時間的に余裕がないのと、あまりに寒いので早めに撮影を済ますことにしました。

タワーを北東方面から見上げるように撮影。
8秒露光で何とか撮影できました。もっといい機材がほしいです。
場所をちょっと移動し、別角度から撮影。
アンテナ部を拡大して撮影。
上段のST5段がRKB用で下段の6L3段と2L3段がTVQ用です。
2Lが付いてる東側から撮影。RKBとTVQのパラボラが見えます。
※クリックで補正を掛けた原寸大の写真が開きます。

以前から、アナログTVQには山口・愛媛方面への出力が制限されてるという話があり、いろいろと調べていくと送信アンテナが小さいとの事でした。
しかし、とあるサイトには南西方面に2Lが付いていたとも書いてあり、実際に見てみないと分かりませんでした。

コンパスを持参していないので正確な方位は分かりませんが、北・西・南の3面は6L3段で、東方面に2L3段で送信していました。
出力を制限されているとはいえ、ここから190km離れた我が家まで電波が届くのは改めてすごいなと実感しました。

おまけその1 NHKとFMの送信タワー。
これの下段 FMの送信アンテナも2段で制限がかかってるように見えます。
その2 左がTNCのタワーで右がFBSとFM福岡のタワー。
これらは今回のメインではないので簡単に撮影。

長年気になっていたTVQの北九州中継局の全貌が一部分ですが明らかになりました。来てみてとてもよかったと思います。
それはそうと、この皿倉山から見える夜景は、新日本三大夜景のひとつに数えられてるんですね。
アンテナタワーを撮影しながら、「ここから見える夜景は最高だ〜。」と思っていました。本当に綺麗でした。
夜景の撮影なんて今まで行った事がない管理人のグダグダ写真ですが、一部だけご紹介します。
※ 北九州の地理に詳しくなく、どの写真がどの方向を撮ったものか分かりませんが、雰囲気だけでも感じてもらえればと思います。

思ったより山頂での撮影に時間を取られてしまい、宿へ帰る時間が迫ってきましたので、後ろ髪を引かれつつ下山しました。
もし機会があればですが、今度は昼間にケーブルカーを使って家族全員で登ってみたいですね。

帰りは登山道を降りてすぐに北九州都市高速4号線の大谷ICから九州自動車道・中国自動車道を使って帰りました。
途中に立ち止まっためかりPAから見た関門地区の景色がこれまた綺麗だったので、思わず写真に収めました。

九州自動車道 めかりPAから関門橋を撮影。
ここから見る関門橋はとてもダイナミックです。
左に同じくめかりPAから下関方面を撮影。
こうやって見る港地区の夜景も綺麗なもんですね。

次の日はSLフェアが新山口駅構内で行われるので、朝一から並んで参加しました。
SLの機回しなどに使われている転車台の周りにSLやDL・ELといった機関車や気動車、客車などを展示し、
鉄道グッズや車両部品の販売、SL勉強会(小学生対象。僕も保護者として受けてきました)などが行われました。
このうち、SLやまぐち号に関するものを少しだけ紹介します。
SLやまぐち号を牽引しているC57型蒸気機関車1号機。
この日はSLの車内見学、投炭体験ができる貴重な日とあって、
多くの家族連れが列を成していました。うちの子は5回並んだようです。
SLやまぐち号の新山口よりに連結されている1号車(展望車風客車)
津和野行き下り列車の時はこの展望デッキから外を眺められます。
この客車も開放されており、来場者の休憩所になっていました。
C571 SLやまぐち やきいも号。ドラム缶で作った焼き芋台のようです。
もちろん、SLやまぐちに使われている石炭で焼いていました。
SLと同じように投炭作業を行っていたのには笑いました。
こちらはC56160のSLやまぐち やきいも号。ドラム缶で作られています。
やきいも号の火種が小さくなると、後ろのSLから火の点いた石炭を
取り出し、やきいも号に入れてました。何だか危ないなぁ・・・。

来年も運行初日(3月下旬の週末)からSLやまぐち号を追いかけていこうかなと思います。


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