ファイル10 広島県広島市


先日、家族を連れて広島へ遊びに行ってきました。
しまなみ海道を使ってドライブと思ったのですが、広島市内へは遠回りになるのでフェリーを使いました。
松山市の堀江港〜呉市の阿賀港まで「呉・松山フェリー」に乗りました。

船内にはテレビが設置してあり(当然?)、愛媛朝日テレビ(以下EAT)が映ってました。
どうせ船内は暇なので、このまま何処まで受信できるか見てみることにしました。

出港から1時間ほどは、アナログ特有の乱れ・ゴースト以外は特に変化なし。
しかし、出港から70分ほどすると、時々別の25chの電波が混信してくるように。
しかし、EATの方が電波が強く、EATの電波の谷間以外は普通に映ってました。
25chの混信源・・・海上伝播で飛んできた岡山のKSBかもしれませんね。
そして2時間弱で阿賀港へ到着。結局EATはここまで普通に映ってました。恐るべし海上伝播。

呉へ着くと、大和ミュージアムへ戦艦大和を見に行き、そのまま広島プリンスホテルへ行きました。
部屋は14階の禁煙ルーム。タバコ臭いのはイヤですから・・・。
部屋には当然ながらテレビが設置してありました。パナのテレビデオです。
ビデオも見れるのか? と思い蓋を開けると、「ビデオはご利用になれません」とテープの挿入口に・・・

「だったらテレビデオなんか設置するなよ!」 と思いつつ出張受信です。

ホテルによくある特製のチューナーBOXがあり、その箱でチューニングするようです。
ちなみに、この箱とテレビとは1chの電波で繋がってるようで、テレビ側のプリセットは全て1chになってました。
受信できた局は以下の通りです。(箱側のチャンネル表示です。有料chは除く)

受信ch 受信局名 送信・中継局名 受信状態 備 考
NHK総合広島 広島本局
RCC 中国放送 広島本局
NHK−BS1
NHK教育広島 広島本局
TSSテレビ新広島 広島本局 5−
HOME広島ホーム 広島本局 5−
10 NHK−BS2
12 HTV広島テレビ 広島本局

もしかしたら愛媛でも入るかなと淡い期待を抱いてたのですが、残念ながら地元局だけでした。
VHF局の映りは良好なのですが、UHF局には薄い右ゴーストが出てました。よって状態は5−にしました。
試しにテレビ側のプリセットをいじって見ると、3・4・5・7・9・12に反応がありました。
受信状態は、スノーノイズがかなり乗っており、テレビ側には電波は来てないようでした。

おまけに、ベッド横の時計などがあるパネルにはラジオのチューナーが付いてました。
NHK第一(広島)・RCC中国放送・HFM広島エフエム・NHK−FM 計4局受信できるようです。
試しに受信してみたところ、ノイズなどもなく良好に受信できました。当然かもしれませんが・・・。


2日目は嫁さんが運転担当なので、広島市内を移動中にアンテナ観察をやりました。

まず気が付いたのが、地元局用のアンテナだけで遠距離受信用のアンテナを設置してある家・ビルが皆無です。
広島は古くから民放4系列が揃ってるので、他県のテレビを見る風習が無いようです。

そして次に気が付いたのが、場所によってはVHFアンテナが2本建ってました。
広島市は民放V局が黄金山から送信、NHKが比治山から送信と、別々の場所で送信しています。
その為に場所によってはアンテナを2本設置しないといけないみたいです。
黄金山と比治山の角度差があまり無い地区では、アンテナは1本で済ませてました。
地図上ではこんな感じです。

民放V局がある黄金山は、実際に見るとこんな感じです。(ダイアモンドシティ ソレイユから撮影)


2日目は府中町にあるダイアモンドシティ ソレイユで遊び、広島市内の知人宅へお邪魔しました。

2日目の予定も終了し、松山へ帰宅します。
往復の乗船券を買ってるので、帰りの航路はもちろん呉・松山フェリーです。
フェリーの出港まで時間があるので、駐車場で晩飯がてらテレビを見て見ました。
呉の中継局が良く映ったのと、松山U局もある程度映ってました。良く飛んで来てますよ・・・。

帰りのフェリーは行きのフェリーとは違うフェリーに乗り込みました。
この船内でももちろん暇なので、テレビを見ることにしました。受信局はやっぱりEAT(笑
ふと横を見ると、同じ番組が映ってるテレビがありました。が、CMが広島ローカル・・・。広島ホーム(以下HOME)でした。
同じ系列の局を受信しているので、折角だから受信比べをやってみました。

阿賀港を出発・・・それまで映ってたHOMEが早速乱れまくってます。EATは安定してますが・・・。
呉市から広島U局がある絵下山は山陰になるため、乱れまくってるようです。
出港から20分ほどすると、それまで乱れてたHOMEが安定してきました。EATは相変わらず安定してます。

出港から40分・・・再びHOMEが乱れ始めました。しかし、さっきとは状況が違います。どう見ても混信してます。
混信特有のビート縞とビビビーという独特のノイズ音。原因は明らか、北九州のFBSです。
それまでは北九州局が島陰などで遮られていたのに、海へ出ると遮るものが無くなり、飛んできたようです。
ここまで出ると遮るものが無くなってしまい、HOMEはFBSのジャミングを受けまくってます。
しかも松山へ近づくにつれEBCの影響も受け始め、とうとう映らなくなってしまいました。
HOMEとは対照的にEATは行きみたいな混信を受けず、終始安定して受信できてました。

おまけとして、中国新聞のテレビ欄をチェックして見ました。
広島では灯油が18gで1300円かよ・・・。高ぇなぁ・・・。

新聞のテレビ欄にはNHKとRCC・広テレ(HTV)・ホーム(HOME)・TSSの順で掲載されてます。フルサイズです。
その裏面には隣圏(県じゃなく圏!)のテレビとして愛媛4局とせとうち(TSC)が小さく載ってました。
愛媛局は理解できるとしても何故せとうち・・・? 映りもしないのに何故せとうち・・・? 謎は深まるばかりです。
ちなみに、広島県でも福山市など県東部へ行くと岡高波が受信できるためにTSCも受信できるようです。


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